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眼科お役立ち情報

花粉症

通常、アレルギーの薬の効果が表れるのには2週間かかると言われています。毎年花粉症にお悩みの方は特に、早期対策が必要になります。点鼻薬や内服薬の処方を希望する場合、基本的には内科や耳鼻科を受診される方が多いと思われますが、眼科でも処方できます。

眼科を受診することのメリット
・ 点鼻薬と内服薬に加え、点眼薬の処方を加えられる
・ 眼科でも点鼻薬と内服薬を処方できることが、内科や耳鼻科に比べ、まだ認知されていないことから、待ち時間がそれほどかからない

アレルギーの目薬

アレルギーの目薬についてご説明いたします。
アレルギーは体質によるものなので、対症療法が基本となります。
ただし、アレルギーの目薬の多くは即効性がなく(一部例外の薬もありますが・・・)、使い始めてから2週間ぐらいしてやっと効果が実感できる目薬なのです。

なので、かゆみ等の症状が出てしまってからの受診ですと症状を抑えるにはコンタクトレンズを中止して、強めの目薬を使うことになってしまいます。
そこでお勧めなので早い時期からのアレルギーの目薬の使用です。
アレルギー症状が出る時期の2週間ほど前から薬を使い始めていれば症状を抑えられる、あるいは軽減することも可能です。

花粉とコンタクト

コンタクトレンズを装用していると涙による洗浄効果が低下し、アレルギーの元となる花粉が目の中に停滞しやすくなります。

コンタクトレンズを快適に使い、目を健康に保つ為には、毎日新しいレンズに変えられる。
1日使い捨てタイプがお勧めです。
また、コンタクトレンズを選ぶ際に「イオン性」か「非イオン性」かというのがあります。
一般的に、「非イオン性」のコンタクトレンズはたんぱく質や脂質を寄せ付けず、花粉もつきにくいです。

毎年花粉症に悩まされている方は、選ぶ際にレンズの種類や特徴を聞いてみて、「1日使い捨てタイプ」で「非イオン性」のお勧めのレンズを試してみても良いかもしれません。
さらに「両性イオン性レンズ」というどちらの良い部分を兼ね備えたレンズも出てきていますので試してみても良いかもしれません。

充血について

今回は充血についてです。
目の充血には、毛様充血と結膜充血の2種類があります。
毛様充血は、
黒目に近い部分ほど充血が強く、色もやや紫色をおびていて、角膜炎のような悪性の病気の場合に起こります。
結膜充血は、
黒目から遠い部分ほど充血が強く、その色も鮮やかな赤で、結膜炎などの病気の場合に起こります。
充血に気がつきましたら、眼科の受診をお勧めします。

瞳孔

瞳孔はカメラにある絞りのようなもので、光の量を調節します。光が強い(明るい)と小さく縮み、夜や暗いところでは大きくなります。
瞳孔には2つの筋肉があり、瞳孔活括(かつやく)筋は、瞳孔を縮める役割をする筋肉です。逆に瞳孔散大(さんだい)筋は、瞳孔を拡げる役割をする筋肉です。これらの筋肉によって、瞳孔が大きくなったり、小さくなったりします。
瞳孔(ひとみ)の大きさは、感情によっても変わるという実験報告があります。「興味や好意をもたらすもの、興奮を感じたものを見たとき、瞳孔が拡大する。」ということです。
あなたを見つめるその瞳が大きくなっていたら、あなたに好意を持っているのかもしれませんね。